SNSが盛んな現代において、インスタグラムは企業のマーケティングツールとして欠かせない存在になりました。
しかし、インスタグラムにおいて、多くの企業様は以下のような悩みがあるのではないでしょうか?
- そもそもインスタグラムに精通している担当者がいない
- 効果的に集客できる方法がどのようなものか分からない
- 人員や時間などのリソースを割いているが、結果が出ない
これらの悩みはデジタルマーケティングの世界では難しくありません。
なぜなら、インスタグラムによる集客の全体像が見えづらいことが多いからです。
従って、今回の記事では「インスタグラム集客の全体像が分かるロードマップ」を解説していきます。
この記事を見れば、ステップ毎にインスタグラムをどのように運用すれば良いかが分かります。
後は実際に行動することで、集客を実現させることが出来るはずです。
Instagramで集客をするメリット
インスタグラムは、画像やショート動画などビジュアル重視のSNSです。
X(旧Twitter)は文字メイン、TicTokはショート動画メインなどの特徴があり、それぞれのメリットがありますが、インスタグラムには他のSNSにはない以下3つのメリットが存在します。
- ユーザーが商品/サービスのファンになりやすい
- 機能が豊富
- 魅力をビジュアルで訴求できる
ここからは、それぞれ3つのメリットを詳しく解説していきます。
ユーザーが商品/サービスのファンになりやすい
インスタグラムはユーザー間の交流を非常に大事にするSNSです。
ユーザー間の交流(いいねやコメントなどのエンゲージメント)が高まると、アルゴリズム(投稿やアカウントが伸びる仕組み)に有利に働くと言われています。
その理由としては、ユーザー同士の交流が活発だと、インスタグラム側が重要視する”ユーザーの滞在時間”が増えるからです。 そして、ユーザーが商品/サービスのファンになりやすいとはどういうことか?
図示すると、以下のようになります。
図1:ユーザーの交流が多いとファン化しやすくなるフロー
あなたのビジネスに対してファンになってもらえれば、集客が簡単になるのは言うまでもないですよね。
機能が豊富
インスタグラムは、投稿機能が他のSNSより豊富と言われています。
- フィード:最大10枚の画像を投稿可能
- リールズ:音楽を加えて、最大90秒の静止画や動画を投稿可能
- ストーリーズ:ホーム上部に表示される、最大60秒の静止画や動画を投稿可能。投稿は24時間後に消えてしまう
- インスタライブ:フォロワーに対してリアルタイムで動画を配信できる機能。最大4時間まで配信可能
魅力をビジュアルで訴求できる
冒頭でお伝えした通り、インスタグラムは、画像やショート動画などビジュアル重視のSNSです。
そのため、商品やサービスの魅力を訴求しやすく、集客や購入につながりやすいです。
各アカウントのフィード画面(Instagramにおけるプロフィール画面)において、自分の過去投稿がアルバム形式で表示されていることも、ビジュアル重視である事を物語っています。
また、フィードがアルバム形式であることが、投稿画像の色や順序などの統一感が重要と言われる理由となっています。
集客ロードマップ
この章では0からのアカウント構築から、集客を実現させるための方法を解説します。具体的には以下の3ステップとなっているので、実際にアクションしてみてください。
STEP 1: アカウントのコンセプト設計
まずはInstagramアカウントの方向性を明確にしましょう。
コンセプト設計で行うことの具体例として、
- インスタグラムを使って何を達成したいか
- どのようなターゲットに投稿を伝えたいのか
- どのようなイメージを持ってもらいたいか
などを指します。
このように、事前にアカウントの方向性を明確にしないと、”投稿を全く見てもらえない”、”集客以前にフォロワーが増えない”、”フォロワーが増えても集客につながらない”などの問題が発生してしまうので、しっかりと明確にしましょう。
①目標の設定
まずは、インスタグラムを使って、何をいつまでに達成したいのかを決めましょう。
目標の例としては
- あなたのビジネスの認知度向上
- 顧客との積極的な交流(エンゲージメントの向上)
- 問い合わせの増加
- 実際に商品/サービスの購入
また、ゴールを設定した後は、いつまでにこのゴールを達成するかの期限を決めましょう。具体的には、短期(3か月後)/中期(6か月後)/長期(1年後)ごとに設定するのがお勧めです。
②ターゲットの設定
次に、ターゲットを設定します。
なぜターゲットの選定が重要なのかと言うと、インスタグラムの投稿は、集客したいターゲットに向けて投稿だけが効果的だから。
言い換えると、ターゲットを決めずに投稿をすると、フォロワーが増えたとしても集客につながらない事があるからです。
ターゲットの選定は、なるべく具体的に行う為にペルソナ設定するのがお勧めです。ペルソナ設定とは、ターゲットを実在する1人の人物として設定することです。「名前」や「年齢」、「職業」など具体的に設定してみましょう。
③ブランディングの設定
最後に、インスタグラムにおいてどのようなイメージを持ってもらいたいかを設定します。
具体的には
- イメージに合うメインカラーの選定
- イメージに合うサブカラーの選定
- イメージに合うプロフィール画像の選定
が挙げられます。
従って、競合アカウント(同じような発信をしているアカウント)をリサーチして、どのような投稿がふさわしいかを参考にするのがお勧めです。
STEP 2: リーチを高める(エンゲージメントの促進)
次のステップは、実際に多くの人に投稿を見てもらうための施策です。
インスタグラムにはアルゴリズム
という独自の"投稿やアカウントが伸びる仕組み"があります。そのアルゴリズムを理解する事によって、多くの人に投稿を届けることが出来ます。
まず、前提としてインスタグラムで投稿を拡散するには2つの方法があります。
- リールズというショート動画形式の投稿
- フィード(画像)投稿が発見タブに掲載される
この1.と 2.のどちらにも共通して必要なことは、フォロワーとの交流を活発にすることです。
どうして投稿の拡散に、フォロワーとの交流を活発にする必要があるのか?その要因はInstagramのアルゴリズムにあります。
Instagramのアルゴリズムを図示すると以下の通りになります。
図2:インスタグラムのアルゴリズム
このアルゴリズムにおいて、一番初期段階で必要なのは、フォロワーからの反応が高い事です。
インスタグラムの特徴として、投稿が優先して表示されるのは、よく交流しているユーザーの投稿です。つまり、フォロワーと活発に交流する事によって、そのフォロワーにあなたの投稿が優先的に表示され、投稿の反応率を上げることができ、最終的にアルゴリズムで重要なフォロワーのエンゲージメントを獲得する事になります。
DMやストーリーズを使って、積極的にフォロワーと交流しましょう。
STEP 3: 導線設計する
集客の最終ステップは、導線設計です。 導線とは、最終的に問い合わせや商品/サービスの購入をしてもらう媒体に誘導することです。
問い合わせや商品/サービスの購入をしてもらう媒体とは、具体的には
- 自社ホームページ
- 自社のECサイト
- 商品/サービスのランディングページ
- 公式LINE
などを指します。なお、この最終目的地に誘導するためには、以下の流れを踏む必要があります。
図3:顧客の商品/サービス購買フロー
この流れを意識して、最終目的地のリンクを設置しましょう。
まとめ
ここまで、インスタグラムを使って集客をする方法を解説してきました。
この全体像が頭に入った運用とそうでない運用では、大きな差が出るはずです。 この記事を参考にして、集客や売上が上がる事を祈っております。
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