現代のInstagram運用において、認知拡大をする方法(投稿のリーチを伸ばす方法)は大きく2つあります。

①フィード投稿を広告運用する
②Instagramリールを活用する

①の広告運用する方法は、「費用が掛かる点」や「認知拡大の上限が決まっている(費用に応じてリーチ数が大体決まっている)点」が、懸念材料として挙げられます。
しかし②のInstagramリールを活用する方法において、投稿内容次第ではリーチを大きく伸ばしたり、自社が獲得したい層に投稿を届けることができる点においては、非常に効果的であると言えます。

しかし、ご覧になっている皆さまは以下の悩みがあるのではないでしょうか?

  • まず基本的なリールの作り方が分からない。
  • リールを作成したことはあるが、投稿のリーチが伸びずその原因も不明確
  • 伸びるリールの要件や作り方が分からない

これらの悩みは、インスタグラム運用を始めたばかりの企業様や、企業の運用担当者になったばかりの方にとって、珍しいものではありません。それ程、企業のインスタグラム運用は難しいものです。

そこで、今回の記事では「伸びるリールの作り方やその特徴」を解説していきます。

この記事を見れば、基本的なリールを伸ばすための必須事項が分かるため、どのような点に気を付けてリールを作成すれば良いかが分かります。
また、気にすべき観点が分かるとリールの作成効率やアカウントの成長速度が増すことに繋がります。

数値の紹介

まず初めに、私のアカウントで実際に投稿したリールの数値をお見せします。

実際の数値

以下が実際の投稿インサイトになります。

参考1:インサイト画像

※この数字は07/10時点のものであり、現時点でも伸びている状況です。

数値の解説

まず1つ目は、フォロー率です。
フォロー率=新規フォロー数÷リーチ数×100%
で算出することが出来ます。私のアカウントは36投稿でフォロワー3700人(07/10現在)であり、全投稿のフォロー率平均は約0.8%。
しかし、本投稿は約2.2%と非常に高いフォロー率となっています。

2つ目は、保存率です。
保存率には①リーチ数に対する保存率、②いいね数に対する保存率、の2つが存在します。
①保存率(/リーチ)=保存数÷リーチ数×100%
②保存率(/いいね)=保存数÷いいね数
で算出可能です。
全投稿の①保存率(/リーチ)平均は約3.3%に対し本投稿は約5%。全投稿の②保存率(/いいね)平均は約1.7に対し本投稿は約2.1
どちらも平均よりも高い数値となっています。

その他の数値は割愛しますが、上記2項目は重要指標となっているので、数値分析の参考にしましょう。

リール作成時に意識するポイント

前の章では実際の数値をご覧になられました。今回の章では、実際にどのような観点で作成すべきかを解説していきます。

①1カットの短さ

リールはとにかく展開の速さが重要です。
ごくまれに世界観を重視するために、意図してカットを入れないことはありますが(絶景の撮影など)、基本的にはカットを細かく入れることが重要です。

具体的に言うと、1カット2秒以下のカットをつなぎ合わせる意識で作成してみましょう。

理由としては、短いカットをつなぎ合わせることで展開を早くし、視聴者が飽きて離脱するのを防ぐことが出来るからです。

しょう。

本投稿の長さは25秒なのですが、全体のカット数もちょうど25カットとなるくらい、細かく編集しています。

まずはカットを細かくして展開を早くしつつ、自然に見えるような編集を心がけてみましょう。

②動きをつける

次は、極力動きをつけるような編集を心がけてみましょう。

これは人間の「動くものをつい見てしまう習性」を利用したものです。
なるべく被写体に動きをつけることで、途中離脱を防ぎ、視聴維持率を伸ばす意図となっています。

本投稿は「文字が透けて見える編集の方法」を解説したものですが、冒頭は「人間と文字」だけのカットとなっています。
その中で文字をグルグル回すことによって文字の透過を強調し、視聴者の目を引き付ける役割を果たしています。
(具体的には、以下参考画像にある「SUIT」の文字を回すことで動きを付けています)

参考2:本投稿の冒頭カット

被写体である人が動いたり、固定された被写体をズームにするなど工夫しながら動きをつけてみましょう。

③映像のキレイさ

最後に意識するポイントは、映像のキレイさ(解像度の高さ)です。

例えば、私の投稿は「デザインの作成過程を投影したパソコン」を撮影していますが(参考3)、冒頭のカットのみ画面収録したカット(参考4)を活用しています。

参考3:通常の撮影カット

参考4:冒頭の画面収録カット

理由としては、まず冒頭で綺麗なカットを見せることで期待値上昇による途中離脱を防ぎ、以降にパソコンを撮影するカットとすることにより属人感(人が操作しているイメージを与えることで、親しみやすさを創出)を増すことが出来るからです。

撮影はiPhoneなどの携帯でも構いませんが、出来るだけ画質良く撮影/編集するようにしましょう。

最も重要なポイント

今までの章では、リール作成のポイントを解説してきました。リールの作成で撮影や編集が重要であることは理解できたでしょうか?

しかし、フォロワーを増やす為に最も重要なのはどれだけあなたの投稿が有益さを提供できるかどうかです。

今まで解説してきた「カットを短くする」であったり、「動きをつける」、「映像をキレイにする」ことは
あなたの投稿を伸ばすうえで重要な要素ではありますが、
視聴者にとって有益な情報でなければいいねや保存、コメントなどのアクションも少なく、当然フォローもされません。

ではどうすれば投稿が伸びて、かつフォロワーも増えるのか?
あなたの投稿が有益であると感じてもらう為には、視聴者の具体的な悩みを解決する企画を採用する必要があります。

企画を検討する際は、まず視聴者の悩みを具体化する必要があります。
例えば「20代男性が肌をキレイにしたい」のような抽象的な悩みではなく、「20代男性が肌の角質トラブルによって開いた毛穴を改善したい」のように具体的に考えましょう。

次はその視聴者の悩みを効果的に改善する方法を検討しましょう。
例えば上記の悩みの場合、「皮脂をしっかりと洗い直す洗顔方法」や「古い角質を取り除き毛穴の詰まりを防ぐ"ピーリング"の紹介」、「食事や睡眠などの生活習慣の改善」、「おススメのレーザー治療を行うことができるクリニックの紹介」などたくさんの改善策が思いつきますよね?
その中から最も効果的であろう方法を紹介しましょう。

そのためにはあなたが本当に投稿を届けたいターゲットを明確にしたり、現在のフォロワーを分析することによって本当に求められている有益な情報を提供することが出来ます。

まとめ

ここまで、Instagram運用で効果的なリールの作成方法を解説してきました。

前提知識を持って運用するのとしないのでは、大きな差が出るはずです。 この記事を参考にして、集客や売上が上がる事を祈っております。

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