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Claude Codeの「コンピュータ使用」とは?~AIがPCを操作する時代が来た~

Claude Codeの「コンピュータ使用」とは?~AIがPCを操作する時代が来た~

「AIにパソコンを操作させる」と聞いて、どう感じますか?

おはようございます。代表の後藤です。

2026年3月、Claude Codeに「コンピュータ使用(computer use)」という機能が追加されました。

AIがパソコンの画面を見て、マウスを動かして、キーボードを打つ。人間がパソコンの前でやっていることを、AIが代わりにやってくれる。

正直、初めて知ったときは「ついにここまで来たか」と思いました。

2026年3月に追加された新機能

まず、この機能が何なのかを整理します。

Claude Codeの「コンピュータ使用」は、AIが画面のスクリーンショットを撮って中身を理解し、マウスクリックやキーボード入力で操作するという仕組みです。

今までのClaude Codeは、ターミナル(小難しそうな黒い画面)でコマンドを打ったり、ファイルを編集したりするのが中心でした。つまり、「テキストベースの操作」が得意だったわけです。

今回の新機能は、まったく別のアプローチです。

  • 画面に表示されたボタンを見つけてクリックする
  • フォームに文字を入力する
  • メニューを開いて項目を選ぶ
  • 画面の内容を見て、次に何をすべきか判断する

要するに、人間がマウスとキーボードでやっている操作を、AIがそのまま真似できるようになったということです。...ピンときますでしょうか?

2026年3月24日にリリースされた最新機能で、Claude Codeの--computer-useオプションで利用できます。

具体的に何ができるのか

で、これが実際にどう使えるのか。具体例をいくつか紹介します。

ブラウザ操作

一番わかりやすいのはブラウザの操作です。

  • Webフォームに情報を自動入力する
  • 競合サイトを巡回して価格や商品情報を集める
  • 管理画面にログインして設定を変更する

たとえば「この10件の顧客情報を問い合わせフォームに入力して」と指示すると、AIがブラウザを開いて、1件ずつフォームに入力してくれる。こういうことが可能になります。

会計ソフトの操作

freeeやマネーフォワードの画面操作もできます。

うちの会社ではfreeeをMCP連携で使っていますが、MCP連携ってAPIに対応している機能しか使えないんです。ところがコンピュータ使用なら、画面に表示されている操作は何でもできる

API対応していない会計ソフトでも、画面操作ベースで自動化できる。これは地味にすごいことだと思います。

Excel・スプレッドシート

定型レポートの作成も得意分野です。

  • 毎月決まったフォーマットのExcelを開いて数字を入力する
  • グラフを更新する
  • 複数のシートからデータを集めて一覧表を作る

「先月の売上データをこのExcelテンプレートに入れて」みたいな指示ができるわけです。

そのほかにも

  • メールの下書き:Gmailを開いて未返信メールの返信を下書き
  • ECサイト管理:商品情報の一括更新、在庫数の変更
  • 予約管理:予約システムの画面を操作して空き状況を確認・更新
  • 社内システム:APIがない古い業務システムの操作を自動化
  • テスト作業:「この画面でこのボタンを押したらこうなるか」を自動で確認

特にAPIがない古いシステムの操作を自動化できるのが、コンピュータ使用の真価だと思います。これまではAPI連携できないシステムは自動化のしようがなかった。画面操作なら、人間が使えるシステムはAIにも使わせられるわけです。

中小企業でどう活きるか

「すごいのはわかったけど、うちの会社で使えるの?」という声が聞こえてきそうです。わかります。

結論から言うと、中小企業ほど恩恵が大きいと思っています。

「毎月やってる手作業」がそのまま自動化できる

中小企業って、意外と手作業が多くないですか?

  • 毎月の売上データをコピペして報告書を作る
  • 請求書の金額を会計ソフトに手入力する
  • 取引先の情報を社内システムに転記する
  • スプレッドシートのデータをまとめて月次レポートにする

これ、全部コンピュータ使用で自動化できる可能性があります。

大企業ならシステム部門が専用の連携を作れる。でも中小企業にそんなリソースはない。結果として「人間が手でやる」になっている業務がたくさんあるはずです。

APIがなくても自動化できるのが革命的

これが一番大きなポイントかなと。

今まで業務を自動化しようと思ったら、基本的にはAPI(システム同士をつなぐ仕組み)が必要でした。でも、中小企業が使っているシステムの中には、APIが用意されていないものも多い。

コンピュータ使用なら、画面さえあれば操作できる

たとえば、古い勤怠管理システム、独自開発の在庫管理ソフト、ブラウザベースの受発注システム。APIがなくても、人間が画面を見て操作しているなら、AIにも同じことをやらせられます。

これは中小企業のIT環境にとって、かなり大きな変化だと思います。

使い方と料金

コンピュータ使用を使うには、Claude Pro(月$20)またはMax(月$100〜)プランが必要です。

使い方の流れはこんな感じです。

  1. Claude Codeを起動する
  2. --computer-useオプションをつけて実行する
  3. AIに「〇〇の画面を操作して」と指示する
  4. AIが画面のスクリーンショットを見ながら操作を進める
  5. 操作の途中で確認が必要な場面では、AIが「これでいいですか?」と聞いてくる

ポイントは、AIが勝手に最後まで突っ走るわけではないということ。操作の節目で人間に確認を取る仕組みなので、安心感があります。

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注意点(できないこと・リスク)

ここまで良い話ばかりしてきましたが、正直に書くと、まだ万能ではないです。

完全自律はまだ難しい場面がある

複雑な判断が連続する操作は、まだ精度が安定しません。たとえば「状況に応じて操作を変える」みたいな柔軟な対応は苦手です。

決まった手順を繰り返す定型作業が得意で、臨機応変な対応は人間のサポートが必要だと思ったほうがいいです。

セキュリティ面の考慮

AIにパソコンを操作させるわけですから、セキュリティは気になりますよね。

  • パスワードが表示される画面の操作は避ける
  • 重要な操作(送金、契約など)は人間が最終確認する
  • 操作ログを残しておく

このあたりは自分で気をつける必要があります。「AIが全部やってくれるから安心」とはならないので、ここは注意してください。

画面が複雑だと精度が下がる場合がある

AIは画面のスクリーンショットを見て操作するので、画面が複雑だったり、表示が細かすぎたりすると、正しい場所をクリックできないことがあります。

シンプルなUIのほうが精度が高い。ごちゃごちゃしたダッシュボードだと、ちょっと苦労する場面があるかもしれません。

よくある質問

Q. プログラミングの知識は必要?

A. Claude Codeの基本的な使い方がわかれば大丈夫です。コンピュータ使用自体は「日本語で指示する」だけなので、プログラミングは不要です。Claude Codeの始め方を参考にしてください。

Q. 今までのMCP連携とどう使い分ける?

A. APIがあるサービスはMCP連携のほうが速くて正確です。APIがないサービスや、画面操作しかできない場面でコンピュータ使用を使う、という使い分けがいいかなと思います。

Q. どのくらいの速度で操作してくれる?

A. 人間より少し遅いくらいです。画面を撮影→解析→操作、を繰り返すので、サクサクとはいきません。ただ、人間が30分かかる定型作業を5〜10分でやってくれるイメージです。何より「放っておける」のが大きいですね。

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