ブログ一覧に戻る

更新情報

「AIに仕事を奪われる」は本当なのか?経営者目線で私の考えを語ります

「AIに仕事を奪われる」は本当なのか?経営者目線で私の考えを語ります

代表の後藤です。

「AIに仕事を奪われる」。最近、この言葉をニュースやSNSで目にしませんか?

Yahoo!トップに出てくるわ、テレビでも特集が組まれるわ、就活生の4割が志望職種を変えたなんて調査まで出ているらしい。なんなら「AIRD(AI代替障害)」という、AIに仕事を奪われる不安からくるストレス症状まで名前がついたそうです。

これ本当のところどう思いますか?確かに不安と焦りは感じていることかと思います。これだけ「AIAIAI...」と目にしたら当然ですよね。さらに、経営者としては即座に変化に適応しなければならない。

私の考えを先にお伝えします。

この不安は、半分正解で半分不正解です。

なんだか釈然としない回答ですみません。でもこれが実態かなと思います。

まず、正しい部分は「AIで変わる仕事は確実にある」ということ。正解でない部分は「中小企業にとってAIは脅威ではなく武器になる」ということ。これはポジショントーク抜きに本気で思っています。

今回は、実際にAIを使い倒している立場から、3つの持論をお伝えします。

AIは「中小企業にまだ関係ない」は避けるべき

まず前提の話です。これだけAIの話題が席巻する時代、皆さん多少なりとも関心はあると思います。

ただこんな感情ではないですか?

  • AIに取り組むべきだけど、忙しくて先送りにしている
  • 手を付けようと思っても何から始めればいいのかシンプルにわからない
  • 自分自身は生成AIを活用しているが、本格的に会社に導入するのは難しい
  • AIのキャッチアップをしようと思っても、移り変わりが早くとっかかりがない

一言でいうと「先送り」にしている状態かと思います。でも、これは一番避けるべき考え方かもしれません。

情報通信総合研究所が2025年に公表したデータによると、従業員300人未満の中小企業でAIを導入しているのはわずか10%程度。導入していない理由の第1位は「利用用途・シーンがない」で41.9%。

これだけAI関連の話題が上っても、実際に動いている企業はごくわずか。ただし、これは裏を返せばシンプルにチャンスですよね。今動けば同業他社の90%に先行できる

しかも中小企業には大企業にはない武器があります。私が言う必要もないですが、意思決定の速さですよね。大企業はAIを導入するだけで稟議やセキュリティ審査で時間がかかる。

では、先送りをやめると具体的に何が起きるのか。ここからが3つの持論です。

①AIに取り組む会社には、優秀な社員が残る

私は、優秀な社員さんって「何事にも感度が高い」と感じています。

このAI時代であれば「うちはまだAI使わないの?」と感じているかもしれません。

例えば、手作業で3時間かかっている作業を「XやYouTubeで見たあのAIを使えば、1時間で終わるんだろうなあ」と感じている可能性。手を動かす社員の立場からしたら、少しでも効率化して作業を軽減したいはず。

また、既存社員のモチベーション維持だけでなく、採用にも効いてくるはずです。AIを積極的に取り入れている会社を見たら「この会社は先を見ている」と映るのではないでしょうか。

「人手不足」は本当に多くの企業様の悩みですよね。AIの導入は、その課題に対する打ち手になると思っています。

②AIは仕事を「奪う」のではなく、「手放」させてくれる

さて、ここが今回一番お伝えしたい視点の転換です。

世間では「AIに奪われる仕事リスト」がたくさん出回っています。

事務職、経理、コールセンター、データ入力...

確かに、定型的な業務はAIが得意とする領域です。

でも、中小企業の現場で考えてみてください。

経費精算、議事録の整理、商談後のお礼メール送信、競合サイトのチェック、SNS投稿ネタのリサーチ...

これ、社長も社員も「誰かやってくれないかな」と思っている仕事ばかりじゃないですか?

私はこの「奪われる」という表現にずっと違和感があります。仕事が「奪われる」のではなく、AIに「手放せる」ようになる。人手が足りないから重なっていた仕事を、ようやくAIに任せられるようになった。そういう話だと思うんです。

で、ここで経営者の方がよく心配されるのが「じゃあ、その社員はどうなるの?」という話です。

私の考えは明確で、AIで人を減らすのではなく、同じ人数でできることを増やす。新規事業を考えるのか、営業に出るのか、既存事業の品質をより上げるのか。

「手放した後に何をするか」、ここの設計ができている会社は強い。逆にここがないと、ただ手が空くだけになってしまいます。

③一番怖いのは「AIを使っている競合に案件を取られる」こと

で、3つ目。これが一番お伝えしたかった話です。

本当に怖いことはなんなのか?それは「AIを使いこなしている同業他社に、案件を取られること」ではないでしょうか?

例えば、お客様が2社に相見積もりを出したとして、A社は回答に3日。B社はAIを活用して即日、提案書付きで回答してくる。しかもB社の提案書には、お客様の業界動向を踏まえた具体的な提案が入っている。

どちらが選ばれるかは明白ですよね。

お客様から見れば「なんかあの会社、最近対応が良くなったな」くらいの印象かもしれません。提案が速い、レスが速い、資料の質が高い、対応の幅が広い。その裏側にAIがあるだけの話です。

弊社でも、クライアント様向けにSNS提案書の自動化ツールを作成しています。クライアント情報を入力するだけで、アカウント設計から投稿方針、KPI設定、運用フローまでをAIが設計し、スライド形式で出力する。以前は数時間かかっていた作業が30分で完成します記事はこちら)。

これは「コスト削減」の話ではありません。「選ばれる会社になる」という話です。

AIを使いこなしている会社に仕事が集まり、使っていない会社から仕事が離れていく。この流れは、今後加速することはあっても止まることはないと思っています。

奪われる前に、武器にする

まとめます。先送りをやめると、3つのことが起きます。

  • 優秀な社員が「この会社は先を見ている」と残ってくれる。採用にも効く
  • 「業務量が多い」と思っていた仕事を手放せる。同じ人数でできることが増える
  • 同業他社より速く、質の高い対応ができるようになる。案件が集まる。

「AIに仕事を奪われる」の本質は、職業がなくなるかどうかではありません。中小企業の経営者にとっての答えはシンプルです。

奪われる前に、自分の武器にすること。

今ならまだ同業他社は動いていません。この差が最も開いているのが、まさに今です。

「でも何から始めればいいのか」という方。まず社長自身が1週間AIを触ってみてください。GeminiでもClaudeでもいい。月3,000円程度で始められます。1週間も使えば「これは部下に任せておく話じゃなかった」と感じるはずです。

最後に

「うちの業務でAIを活用したいけど、どう始めればいい?」そんな疑問があれば、お気軽にご相談ください。雑談レベルで構いません。

お問い合わせはこちら:https://www.i-gs.co.jp/contact

よくある質問

Q. 中小企業でもAI導入は必要?

A. 中小企業のAI導入率が10%以下の今だからこそチャンスです。意思決定の速さを活かして、90%の競合に先行できます。

Q. AIで本当に仕事はなくなる?

A. 職業そのものは簡単にはなくなりませんが、仕事の中身は確実に変わります。対応した企業に仕事が集まる流れは進んでいます。

Q. 何から始めればいい?

A. まず経営者自身が1週間AIを触ること。ChatGPT、Gemini、Claudeどれでも構いません。月3,000円程度から始められます。

Q. AIを導入したら社員を減らすべき?

A. 減らす必要はありません。同じ人数でできることを増やすのが中小企業のAI活用の本質です。

関連記事