

代表の後藤です。
弊社は、自身のInstagramの
- リール投稿
- カルーセル投稿
- 企画立案(キーワードリサーチ込み)
- キャプション作成
- ハッシュタグ提案
などを、Claude Codeの専門エージェントに作らせています。
ここまでに24本を制作し、IG上では20本が公開中です(2026/07/16現在)。
カルーセルは、企画のネタ出しから画像生成、キャプションの下書きまでをAI社員が作っています。
また、リール投稿は上記以外にも、難易度の高い「AI動画生成」や「ジェットカット」、「アフレコ作成」、「テロップ出し」や「BGM・効果音入れ」などもすべて自動化しています。
ただし、投稿ボタンを押すのは今も私です。
「全部AIに任せた」と書けばクールでしょうが、それは正確ではありません。
今日はその中身と、正直な数字を書きます。
「投稿が続かない」の正体は”制作工数”だった
1人社長でSNSをやっていると、よく聞かれるのが「SNS運用を続けるのって大変じゃないですか」という質問です。
社長個人アカウントやフリーランス、個人の店舗など、ご自身で運用されている方は誰しも同じように感じているのではないでしょうか?
※余談ですが、私は以前、大手企業のSNS運用を複数担当していました。きっちりと予算を確保できる体力があれば、チーム体制を構築(内製化や運用代行)できるので、SNS運用の継続は容易であると感じます。
私自身、上記アカウントを年単位で休止していました。
理由は「優先順位の問題」など複数ありますが、一番は「運用する工数がない」でした。あるとしても、直接リードが発生するわけでもなく、優先順位を踏まえてほかの業務を優先していた。
で、弊社が今やっているのは、この「投稿を作る工程」をまるごとAI社員に任せる仕組みです。
「企画のネタ出し」から「画像生成」、「キャプションの下書き」までをAIが作り、最後の確認と投稿ボタンだけを私が担当しています。
カルーセル投稿
弊社のカルーセル投稿は、自社でプログラムを組んで、テンプレートから画像を自動生成する仕組みで作っています。
流れは下記のとおりです。
- 伸びそうなテーマをリサーチ
- 自身の一次情報、もしくはAIの最新情報の中から選定
- 項目(目次)・キャプションの指示をAI(Claude Code)が作成する
- その指示をもとに投稿画像を自動生成する
- AI社員(デザイン担当)2体が全枚数を目視でチェックする
- 私(人間)が最終確認する
- Instagramアプリで手動投稿する
これが2026/07/14時点の体制です。
この仕組みで、これまでに24本のカルーセルを制作しましたし、今後も大量に制作することが可能です。
さらに、その投稿内容も「実際に私が経験した一次情報」と「Claude Code等、AIの最新情報」という2大テーマで運用しているので、あまり内容が陳腐にならない設計になっています。
また、投稿のインサイト(数値)は、Instagram APIの実測で確認できるようになっています。
- 実際に伸びた投稿(インプレッション・リーチ等)は何なのか
- 保存率などの各種主要指標で高かった投稿は何なのか
このような数値を分析することができるので、「その数値を基に次の投稿テーマを決める」運用が可能になります。
「アプリでの手動投稿」にしている理由もはっきりしています。
Instagram Graph APIのカルーセル自動投稿には「最大10枚まで」という公式の制約があり、弊社のフォーマット(表紙・項目・まとめ・CTA)だと項目が7つ以上ある回は10枚を超えてしまいます。
そのため現状はアプリでの手動投稿しかできません(2026/06/10時点)。
リール投稿
実は先日、1本目を投稿したのですが、
- インプレッション:29,021
- リーチ:22,510
- 保存:318(保存率1.4%)
という、期待以上の数字が出ました。
まだ1本分なので、再現性があるかどうかはこれから検証が必要です。
リールの仕組みはカルーセルと同じ考え方です。
流れは下記のとおりです。
- 「企画と構成台本をつくる」
どんな動画にするか、何カットで、各カット何秒か、どんな映像・ナレーション・テロップを載せるかを、司令塔役のAIが設計。Googleスプレッドシートの「構成シート」に1カット単位で書き出します - 「素材をつくる」
冒頭の「フック映像」はAI動画生成(Seedance)で作ります。本編のカットは、AIがブラウザを自動操作して画面録画(Playwright)したり、過去の動画素材を探して使い回します - 「ナレーションをつくる」
音声はElevenLabsで生成し、Whisper(音声認識)で「台本どおり喋れているか」「どの単語が何秒に来るか」を1本ずつ実測します。この実測値が、あとのテロップ表示タイミングの基準になります - 「テロップをつくる」
テロップはPython(Pillow)で画像として自動生成し、さきほどのナレ実測に合わせて表示位置と切り替えタイミングを決めます - 「1本に合成する」
ffmpegで、映像・ナレーション・テロップ・BGM・効果音をすべて合成して1本の動画にします - 「機械で検品する」
テロップの色、背景の文字との被り、テロップと声のズレ、スクロールの速さ、カットごとの絵の変化などを自動チェックにかけます。 - 「AIが全フレームを確認する」
完成した動画をAIが全フレーム数値化して、崩れがないか検収します - 「私が試聴する」
OKが出たら、作り方を「再現レシピ」として記録に残し、Instagramアプリで手動投稿します
上記工程には、5段階の承認ゲートを設けています。
「①企画OK→②構成台本OK→③素材OK→④音入れOK→⑤組み立てOK→⑥最終試聴OK」という仕組みです。
私が判断するのは、構成台本を文字で確認するタイミングと、最終試聴の2回だけです。
制作コストも数字で出ています。
3本目のフック映像(冒頭の約5秒)の生成だけで、実測で合計約256円でした。
1本目は、フック映像をストーリー仕立てで行ったため、通常より秒数が長かったため、動画生成は約471円でした。
しかし、その他のカットはAIがすべて「画面録画」を行ってくれたり、「過去の動画素材」などを探して使用してくれるので、無料で実現出来ています。その他、一部ナレーションにコストがかかるケースもありますが、基本的に少額です。
また、BGMやテロップ入れなどもすべて無料です。
つまり、本リールを制作するのにかかるコストは「冒頭のAIフック映像の数百円のみ」と言えます。以前までは、AI映像のみで30秒前後のリール動画を作らなくてはならず、1本1,000円を超えることもあるレベルだったので、工夫次第で安価な制作が実現できました。
私(人間)が唯一やっていること
ここまで読むと「全部AIがやっている」と思われるかもしれませんが、そこは正確に書いておきます。
AI :制作
人間:レビューと実際の投稿
まずは当然ですが、毎回の品質担保は人間(私)がやっています。
「ナレーションが少し食い気味」
「テロップの切り替えが少し遅い」
「この投稿はもう少しBGMを小さく」
など、人間にしか分からないことがいくつもあり、それらをAIに伝えて修正していく。
これは確実に必要な作業です。
また、カルーセルもリールも、Instagramアプリでの実際の投稿は、私が毎回手動で押しています。キャプションの文言・ハッシュタグ・どの投稿先に出すかの最終判断も、私がやっています。
なぜなら、人間が全責任を持たなければならないからです。
この考え方はSNS運用だけでなくすべての業務に共通しますが、AIはあくまで補佐的な役割で、人間が責任を持たなければならない。
投稿まで任せてしまうのは危険なので、人間が実行することにしています。
AI活用や業務改善について、お気軽にご相談ください
無料で相談するこの体制のメリット
この体制になって一番変わったのは、「今日は何を投稿しよう」と考える手間がなくなったことです。
もちろん、カルーセルやリール投稿を自分で制作するのが一番時間を使いますが、「今日のカルーセル投稿の企画考えて」と伝えるだけで、高い品質の案を持ってきてくれる。
これは本当に大きいです。
正直、X運用であれば簡単に自動化可能だったのですが、Instagramは難しいだろうと感じていました。なぜなら、文字ではなく「画像」や「動画」を高い品質で扱えるようになる工程を想像できなかったからです。
しかし、ようやくそれもようやく可能になりました。
Instagramの投稿文だけでもAIに書かせてみたい方は、お気軽にご相談ください。弊社の実例をもとに、一緒に整理します。
FAQ
Q. フォロワー数やリーチの数字は、どこまで信頼できますか?
A. Instagram APIのインサイト計測を開通させているので、本記事の数字(フォロワー数・リーチ・保存数など)はすべて2026/07/16時点のAPI実測値です。自己申告ではありません。
Q. 投稿の最終判断も、いずれAIに任せる予定ですか?
A. 今のところ考えていません。キャプションの文言・ハッシュタグ・投稿先の選定、そして投稿ボタンを押す作業は、今後も私が担当する運用にしています。
Q. カルーセルとリール、どちらから始めるのがおすすめですか?
A. 制作コストの面ではカルーセルの方が始めやすいと感じています。リールは動画生成だけで1本あたり数百円かかることもあり、まずは静止画の投稿文づくりから任せてみるのがやりやすいと思います。


