
代表の後藤です。
「Claude Codeとりあえず入れてみたけど、どう使えばよいかわからない」
これ、けっこう多い悩みだと思います。ChatGPTみたいにチャット画面があるわけでもないし、何から始めればいいのか途端にわからなくなってしまう。
私も最初はそうでした。
で、半年くらい毎日使い続けて気づいたんですが、Claude Codeは「プロンプトの質」で生産性が大きく変わります。
今回は、非エンジニアの私が実際に毎日使っているプロンプトを、業務シーン別にまとめました。
全部コピペでそのまま使えるテンプレートにしてあるので、自分の業務に合わせてカスタマイズしてみてください。
【前提】Claude Codeのプロンプトは「仕事の指示」
ChatGPTに慣れている方は、「質問する」感覚でAIを使っていると思います。
ただ、Claude Codeは少し違います。
「質問」ではなく「仕事の指示」を出す感覚です。
たとえば、ChatGPTだと「マーケティング戦略について教えて」みたいな質問をしますよね。
Claude Codeでは「うちの会社のブログのアクセスデータを分析して、来月書くべき記事を3本提案して」みたいな指示を出します。
ファイルの読み書き、外部サービスとの連携、データ分析、レポート作成。
こういう「作業」を任せるのがClaude Codeの使い方です。
では、業務シーン別にプロンプトを紹介していきます。
①朝のルーティン「”おはよう”で1日が始まる」
毎朝最初にやる作業、けっこう面倒じゃないですか。メール確認して、チャット確認して、今日の予定見て、ToDoリスト整理して。これだけで10〜15分かかる。
でも、Claude Codeならこう打つだけです。
おはよう。今日やるべきことを整理して
これだけで、カレンダーの予定確認、チャットの未返信チェック、前日の作業ログの振り返り、今日のToDoリスト作成まで一気にやってくれます(MCPで外部サービスを連携している場合)。
もう少し細かく指示したい場合は、こんな感じです。
今日のタスクを整理して。以下を確認してほしい
- Chatworkの未返信メッセージ
- Gmailのスター付きメール
- 今日のカレンダー予定
- 昨日の作業ログ
優先度順にToDoリストにまとめて
ポイント: Claude Codeは「CLAUDE.md」というファイルに事前ルールを書いておくと、毎回指示しなくても自動でやってくれるようになります。うちでは「おはよう」と打つだけで上の全部が動く状態にしています。
②リサーチ「ネットで調べる作業を丸投げ」
業務中に「ちょっと調べたいこと」ってたくさん出てきますよね。競合の動き、業界のトレンド、ツールの比較。これをClaude Codeに任せるとかなり時短になります。
競合調査のプロンプト:
以下の競合3社について調べて、比較表にまとめて
- A社(URL)
- B社(URL)
- C社(URL)
比較項目:
- サービス内容
- 料金体系
- ターゲット層
- 強み・弱み
結果はMarkdownの表形式で出力して
業界トレンドの調査:
「中小企業のAI導入」に関する最新トレンドを調査して
- 2026年の市場動向
- 導入率のデータ(出典つき)
- 中小企業が直面している課題
- 成功事例があれば3つ程度
レポート形式でまとめて。ファクトには出典を明記して
ツール比較:
以下の3つのツールを比較して
- ツールA
- ツールB
- ツールC
比較観点:料金、機能、使いやすさ、サポート体制
最終的に「こういう会社にはこれがおすすめ」という結論も入れて
ポイント: リサーチ系のプロンプトは「出力形式」を指定するのがコツです。「表にして」「レポート形式で」「箇条書きで」と伝えると、あとで使いやすい形で出てきます。
③文章作成「ゼロから書くのをやめる」
メール、提案書、議事録、ブログ。ビジネスで「文章を書く時間」って想像以上に多い。Claude Codeを使うと、この時間を大幅に短縮できます。
メールの下書き:
以下の内容でビジネスメールの下書きを作って
- 宛先:〇〇株式会社 △△様
- 用件:先日の打ち合わせのお礼と次回日程の調整
- 伝えたいこと:
- 打ち合わせありがとうございました
- 提案内容を社内で検討中
- 来週のどこかで30分ほど時間をいただきたい
- トーン:丁寧だけど堅すぎない
提案書のたたき台:
以下の情報をもとに、提案書のたたき台を作って
- クライアント:〇〇業界の中小企業(従業員30名)
- 課題:日報作成に毎日1時間かかっている
- 提案内容:AIによる日報自動化
- 期待効果:月20時間の工数削減
構成:
1. 現状の課題
2. 解決策
3. 導入ステップ(3段階)
4. 期待効果(数字で)
5. 料金・スケジュール
Markdown形式で出力して
議事録の整理:
以下のメモから議事録を作成して
[ここにメモを貼り付け]
形式:
- 日時・参加者
- 議題
- 決定事項(箇条書き)
- 宿題(担当者・期限つき)
- 次回予定
ポイント: 文章系は「トーン」の指定が大事です。「カジュアルに」「フォーマルに」「社内向けのラフな感じで」など、一言添えるだけで仕上がりが全然違います。
④データ分析「Excelと格闘する時間をゼロに」
「このCSV、ちょっと分析してほしいんだけど」みたいなこと、社内でよくありませんか。Excel関数と格闘するより、Claude Codeに投げたほうが圧倒的に速いです。
CSVデータの分析:
このCSVファイルを分析して
ファイル: /path/to/data.csv
やってほしいこと:
1. データの概要(行数、列数、主な項目)
2. 売上の月別推移
3. 上位10商品のランキング
4. 前月比で大きく変動した項目
結果はわかりやすく表とグラフの説明で出力して
アクセスデータの分析(GA4連携時):
直近30日間のサイトアクセスデータを分析して
確認したいこと:
- PV数の推移
- 流入元の内訳(検索、SNS、直接)
- よく読まれている記事トップ10
- 前月と比較して改善・悪化したポイント
改善のアクションプランも3つ提案して
売上レポートの作成:
今月の売上データをもとに月次レポートを作って
含めてほしい内容:
- 今月の売上合計
- 前月比・前年同月比
- カテゴリ別の内訳
- 特記事項(大きな案件、異常値など)
経営会議で使えるレベルのレポートにして
ポイント: ファイルパスを正確に指定するのがコツです。Claude Codeはローカルファイルに直接アクセスできるので、「デスクトップにあるsales.csv」と伝えるより、フルパスで指定するほうが確実です。
⑤経理・会計「毎月の仕訳作業を自動化」
1人社長にとって、経理は本当に面倒な業務の筆頭です。私はfreeeとClaude Codeを連携して、仕訳作業を大幅に自動化しています。
未処理明細の確認:
freeeの未処理明細を確認して、件数と内訳を教えて
仕訳の自動分類:
freeeの未処理明細を取得して、以下のルールで仕訳案を作って
- 振込手数料 → 支払手数料
- 預金利息 → 受取利息
- AWS/Google Workspace → 通信費
- 社会保険料 → 法定福利費
確信度が高いものと、判断に迷うものを分けて表示して
月次の経費チェック:
今月の経費を集計して、カテゴリ別に一覧にして
前月と比較して、大きく増減したカテゴリがあれば教えて
ポイント: 経理は間違えるとリスクがあるので、「自動登録」ではなく「仕訳案を作って確認する」形にするのがおすすめです。AIに分類させて、人間がチェックしてからOKを出す。この流れが安全です。
⑥SNS運用「投稿の量産と分析」
SNSの投稿を考えるのって、地味に時間かかりますよね。Claude Codeに手伝ってもらうと、かなり楽になります。
投稿文の作成:
以下のテーマでXの投稿文を3パターン作って
テーマ:中小企業のAI活用
ターゲット:経営者・個人事業主
トーン:専門的だけどわかりやすい
文字数:140字以内
パターン:
1. 問題提起型
2. 実体験共有型
3. データ引用型
投稿分析:
直近1ヶ月のX投稿データを分析して
確認したいこと:
- エンゲージメント率の高い投稿トップ5
- 投稿時間帯別の反応率
- よく反応されるテーマの傾向
- 来月の投稿戦略の提案
ハッシュタグ調査:
「AI活用」「業務効率化」に関連するハッシュタグを調べて
使われている頻度と、おすすめの組み合わせを5パターン提案して
AI活用や業務改善について、お気軽にご相談ください
無料で相談する⑦資料作成「フォーマットを指定して一発出力」
会議資料、報告書、マニュアル。こういった資料も、Claude Codeなら構成ごと任せられます。
会議用資料のたたき台:
来週の経営会議用の資料を作って
アジェンダ:
1. 今月の売上報告
2. 新サービスの進捗
3. 来月の計画
各項目に「現状」「課題」「ネクストアクション」を入れて
Markdown形式で出力して
業務マニュアルの作成:
以下の業務手順をマニュアルにまとめて
業務名:月末の請求書発行
対象:新しく入ったスタッフ
手順:[ここに手順メモを貼る]
わかりやすい見出しをつけて、スクリーンショットが必要な箇所には
「※ここにスクリーンショットを挿入」と入れて
ポイント: 資料系は「誰向けか」を明記するのが大切です。「社内向けのラフなメモ」と「クライアント提出用のフォーマルな資料」では、出力のレベルがまったく変わります。
⑧日々の小さなタスク「ちょっとしたことこそAIに」
大きなプロジェクトだけでなく、日常の「ちょっとしたこと」もClaude Codeに任せると、積み重ねでかなりの時間が浮きます。
ファイル整理:
このフォルダの中のファイルを整理して
フォルダ: /path/to/folder
- 拡張子別にサブフォルダに分けて
- ファイル名に日付が入っているものは年月別に整理
- 重複ファイルがあれば教えて(削除はしないで)
テキストの変換・整形:
以下のテキストを整形して
[テキストを貼り付け]
やってほしいこと:
- 箇条書きに変換
- 重複を削除
- 五十音順に並べ替え
スケジュール調整のメール文面:
以下の候補日でスケジュール調整メールを作って
候補日:
- 4/7(月)14:00〜15:00
- 4/8(火)10:00〜11:00
- 4/9(水)15:00〜16:00
相手:〇〇様
用件:AI導入に関するご相談
所要時間:1時間
形式:Zoomミーティング
プロンプトのコツ「5つの要素を入れる」
ここまでいろいろなプロンプトを紹介してきましたが、共通する「うまくいくコツ」があります。
良いプロンプトには、この5つの要素が入っています。
- 何をしてほしいか(タスクの内容)
- 背景情報(なぜそれが必要か)
- 具体的な条件(文字数、形式など)
- 出力形式(Markdown、表、箇条書きなど)
- 品質の基準(「経営会議で使えるレベル」「社内メモ程度」など)
逆に言うと、「いい感じにまとめて」みたいな曖昧な指示だと、いい感じにならないことが多い。具体的に伝えれば伝えるほど、出力の精度が上がります。
これは人間の部下に仕事を頼むのと同じですよね。「いい感じにやっておいて」と言われても困るけど、「この資料を、この形式で、明日の会議までに作って」と言われれば動ける。
Claude Codeならではの強み「ファイル操作 × 外部連携」
最後に、「ChatGPTのプロンプトと何が違うの?」という疑問に答えておきます。
Claude Codeのプロンプトが特別なのは、ローカルファイルの読み書きと外部サービスとの連携ができる点です。
- CSVファイルを読み込んで分析し、結果をMarkdownファイルに保存する
- freeeの明細を取得して、仕訳案をまとめたレポートを生成する
- ブログ記事を書いて、アイキャッチ画像を生成して、CMSに下書き投稿する
こういった「複数のステップをまたぐ作業」を、1つのプロンプトで完結できるのがClaude Codeの強みです。
ChatGPTの場合、「テキストを生成する」ところまではできますが、その先の「ファイルに保存する」「外部サービスに連携する」は手動でやる必要があります。Claude Codeはその境界線がない。
この違いは、1人で何役もこなしている経営者や個人事業主にとって、けっこう大きいんじゃないかと思っています。
まとめ
Claude Codeのプロンプトは、「質問」ではなく「仕事の指示」です。
- 朝のルーティン:「おはよう」で1日のタスク整理
- リサーチ:競合調査やトレンド分析を丸投げ
- 文章作成:メール、提案書、議事録のたたき台を一瞬で
- データ分析:CSVやアクセスデータの分析を自動化
- 経理:仕訳の自動分類と確認フロー
- SNS運用:投稿文の量産と分析
- 資料作成:会議資料やマニュアルを構成ごと任せる
- 日々のタスク:ファイル整理、テキスト変換、メール文面
最初は「何を打てばいいかわからない」状態でも、1つずつ試していくうちに、自分の業務に合ったプロンプトが見つかります。
大事なのは、完璧なプロンプトを最初から書こうとしないこと。まずは簡単な指示から始めて、「もうちょっとこうしてほしい」とフィードバックしていけば、AIも学習してどんどん精度が上がっていきます。
FAQ
Q. Claude Codeは無料で使えますか?
Claude Codeを利用するにはAnthropicのAPIプラン(従量課金)またはClaude Max(月額サブスクリプション)が必要です。料金プランの詳しい解説はこちら。
Q. プログラミングの知識がなくても使えますか?
使えます。この記事で紹介したプロンプトは、すべてプログラミング不要です。ターミナルの基本的な操作(文字を打って Enter を押す)ができれば大丈夫です。非エンジニアでもClaude Codeは使える、という話もあわせてどうぞ。
Q. ChatGPTとどう使い分ければいいですか?
ざっくり言うと、「ちょっと聞きたいこと」はChatGPT、「作業を任せたいこと」はClaude Codeです。ファイル操作や外部サービス連携が必要な業務はClaude Codeのほうが向いています。
Q. MCPの設定は難しいですか?
初期設定はやや手間がかかりますが、一度設定すればあとは使い続けられます。MCPの解説記事で詳しく説明しています。
