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「SNS月次レポート自動生成アプリ」を開発した話

「SNS月次レポート自動生成アプリ」を開発した話

代表の後藤です。

少しだけ私の話をします。

実は、本AI事業を開始するまで、大手企業のSNS運用代行をメインとしていました。

そんな縁もあり、SNS運用会社さんより「レポートの自動化ってできない?」と話をいただきました。

背景としては、ネット上にレポート自動化サービスはたくさんあるが、「これまで使っていた定型レポートを、そのままの形で自動作成したい」というものでした。確かにそのサービスのフォーマットではなく、自社のフォーマットに沿ったレポート自動化サービスってないんですよね。

そのような流れで、お引き受けした経緯がありました。

そこで、SNS運用をされている方に質問です。「月次レポート」ってどのような流れで作成していますか?

おそらくこんな流れではないでしょうか。

  • 各プラットフォームのCSVをダウンロード(もしくは目検で行ってる方も多いと聞きます)
  • Excelに数値をまとめ、PowerPointに数字を転記
  • コメントや分析を記入

これを毎月、Instagram・TikTok・Xなどのプラットフォームごとに行う。

しかも、レポートの作成って時間かかるんですよね。毎月同じフォーマットや同じ作業なのに。

そして、作りました。

何を作ったか

「SNS運用レポートを自動生成するWebアプリ」です。

  • CSVをアップロードして
  • 投稿サムネをアップロード
  • CSVで補完できない数値を目検で入力(1,2か所のみ)

これだけで、30スライド以上のPowerPointレポートが完成します。

あるSNS運用会社からのご依頼で開発したもので、3つのSNSプラットフォームに対応しています。毎月同じフォーマットのレポートを複数クライアント分作る、という業務に特化した設計です。

CSVを投げ込むだけで自動判定される

地味に便利なのが、CSV自動判定の仕組みです。

SNSの管理画面からエクスポートできるCSVは、プラットフォームごと・データ種別ごとに形式がバラバラです。

IGでは「フィード・リール投稿データ」「ストーリーズ投稿データ」「オーディエンスデータ」など、TTは「投稿(動画)データ」「アカウント概要データ」、Xは「投稿データ」「概要データ」など複数の形式があります。

これをアップロードするだけで、アプリ側が「これはInstagramの投稿データ」「これはTikTokのアカウントデータ」と自動で判別します。「どのCSVをどこにアップロードするか」を考えなくていい。ただドロップ&ドラッグでOK

地味ですが、毎月の作業だとこの差はかなり大きいです。

AIがコメントを生成してくれる

レポートに入るコメント文も、AIが自動生成します。

仕組みとしては、CSVのデータをルールベースで分析して「今月はリーチが前月比120%」「エンゲージメント率が下がっている」といった数値的なポイントを抽出(これはかなり簡単な表現ですが)。それをあるAIのAPIに渡して、自然な日本語のコメントに整形します。

もちろん生成されたコメントは確認・編集できますし、最終的にご自身の言葉にチューニングするのが良いと思います(そのチューニング自体も私に相談いただければ可能ですが、AIままを提示するのはいかがだろう?とクライアントワークの観点では思います)。

AIが失敗した場合、ルールベースのテキストに自動でフォールバックする設計にしているので、「AIが止まってレポートが作れない」という事態にはなりません。

サムネイル付きの投稿レポートも自動で

また、SNSという性質上、数字やコメントなど文字の羅列だけでは、クライアントさんもかなり見づらい。

なので、「サムネイル画像」はドラッグ&ドロップでアップロードするだけで自動添付されますし、CSVのデータを見て「性別比」「居住地域割合」「年代割合」などもグラフ化されます。

そして、毎月同じフォーマットなので、テンプレートのデザインやフォントもそのまま保持されます。「自動生成したら見た目が崩れた」というのが一番困るので、ここは丁寧に作りました。

拡張性も残してある

今回は特定のクライアント向けとして開発しましたが、複数クライアントに対応できる設計にしてあります。

クライアントごとにKPIテーブルを管理できて、年度(4月〜3月)での集計にも対応。フォロワー数の増減も前月からのチェーンで自動算出されるので、月が変わるたびに手動で計算し直す必要がありません。

SNS運用会社として「このクライアントにも使いたい」となったときに、そのまま横展開できる作りです。

少し技術的な話

フロントエンドはNext.js、バックエンドはFastAPIという構成で、それぞれVercelとRailwayにデプロイしています。

「毎月繰り返す定型作業を自動化する」という意味では、バイブコーディングの典型的な使い方だと思っています。「こういうの作れる?」とAIに聞いてみるところから始めれば、意外と形になります。

もしバイブコーディングのノウハウがある会社であれば、自社でも取り組み可能かと思います(内部はなかなかに複雑ですが...)。

最後に

「毎月の定型業務に数時間かけている」というのは、自動化の対象として最優先です。しかも今回のようなレポート作成は、フォーマットが固定されているほど自動化しやすい

SNS運用以外でも、「毎月同じ形式のレポートを手動で作っている」という業務があれば、同じアプローチで解決できる可能性が高いです。

「うちもこういうの作れるかな?」と思った方は、お気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら:https://www.i-gs.co.jp/contact


よくある質問

Q. 対応しているSNSプラットフォームは?

A. 現在はInstagram・TikTok・X(旧Twitter)の3プラットフォームに対応しています。その他もご相談可能です。

Q. プログラミングの知識がなくても使える?

A. 使えます。オペレーターさんでも使えるよう、CSVのアップロードとボタン操作だけで完結する仕様にしています。

Q. 他のクライアント向けにカスタマイズできる?

A. できます。今回の開発でも複数クライアントへの拡張性を考慮した設計にしています。ご相談ください。

Q. AIコメントの精度は?

A. 数値データをもとに生成するため、基本的な分析コメントは自動で出てきます。最終的には人が確認・編集できる仕様です。


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