

こんにちは、代表の後藤です。
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このブログでは何度か、Chatworkやfreeeを「MCP」という仕組みでClaudeとつないでいる話を書いてきました。MCPそのものの仕組みは以前MCPとは?非エンジニアにもわかりやすく解説で解説したので、今回は仕組みの説明は省きます。
今日書きたいのは、もっと実務寄りの話です。
「結局、MCPで何と繋げられるのか」
弊社が実際に繋いでいるものもあれば、繋いではいないけれど公式にMCPが提供されているものもあります。今回はその代表的なものを、カテゴリ別に一覧にしてみました。
弊社で実際に繋いでいるツールと使い方
弊社が今つないでいるのは、
- Chatwork
- Gmail
- Googleカレンダー
- GA4(アクセス解析)
- Google Search Console(検索データ)
- Google Apps Script(GAS)
- Googleドライブ
- Google Workspace
- Google広告
- Meta広告
- freee(会計)
- microCMS(ブログ)
- LINE公式アカウント
- X
- Supabase(データベース)
- Telegram
- Playwright
などがあります。
朝は一言で「秘書の代わり」となる
一番わかりやすいのは朝の使い方です。「おはよう」と打つだけで、
- ChatworkやSlackの未読
- 未返信、要対応のメール
- 本日の予定、ToDo一覧
をすべて横断チェックしたうえで、本日やることリストを出してくれます。
本来は秘書を雇ったり外注しないと、自身の予定を横断的に管理するのは難しいと思います。しかし、「MCP」により様々なツールと繋ぐことで、自分一人でも予定を管理することができます。
私は以前から自分でやっていましたが、以前はこれらを1つずつ開いて確認していたので、朝の時間をかなり有効活用できている感覚があります。
「今月の経費まとめて」で仕訳案まで出てくる
他にも、体感として大きかったのは、freeeとの連携です。
「今月の経費まとめて」と頼むと、未処理の明細を取得して、大量の仕訳案を作ってくれます。
最終的な登録は必ず自分で確認する運用にしていますが、それでも経理の負担はかなり減りました。このあたりの具体的な方法はこちらの記事にまとめています。
後藤、貸します。
会社の仕事を、
「外部への送信」は、必ず自分が確認する
ChatworkやSlackについても、未読チャットの確認だけでなく、返信の下書き作成やタスク登録まで任せています。
ただしメッセージの送信だけは、必ず「下書きを見せてもらって自分がOKを出してから」という運用にしています。ここだけは崩さないようにしています。連携の詳しい手順はこちらの記事で解説しています。
このほかmicroCMS(ブログの下書き投稿)、GA4とSearch Console(アクセスやクエリの確認)、Supabase(データベースの照会)なども同じように日常的に使っています。共通しているのは、
「画面を開いて手を動かしていた作業を、日本語で頼むだけで済ませられるようになった」
ということです。
カテゴリ別・代表的な対応ツール一覧
MCPに対応しているサービスは、Anthropic公式ドキュメント(Connect Claude Code to tools via MCP)や各社の公式発表で確認できるものだけでも、かなりの数にのぼります。
非エンジニアの経営者にとって関わりが深そうなものを中心に、カテゴリ別にまとめました。
カテゴリ | ツール | 何ができるか | 提供元 |
|---|---|---|---|
チャット | Chatwork | 未読確認・返信下書き・タスク登録 | Chatwork公式MCP |
チャット | Slack | メッセージ検索・送信・チャンネル管理 | Slack公式MCP |
チャット | LINE公式アカウント | メッセージ送信・リッチメニュー作成 | LINE公式MCP |
チャット | Microsoft 365 | Teams・SharePoint | Anthropic(claude) |
メール・予定 | Gmail | メール確認・下書き作成 | Anthropic(claude.aiコネクタ) |
メール・予定 | Googleカレンダー | 予定確認・調整 | Anthropic(claude.aiコネクタ) |
会計・決済 | freee | 明細取得・仕訳案の作成 | freee公式MCP |
会計・決済 | マネーフォワード | 会計データ取得・仕訳作成 | マネーフォワード公式MCP |
会計・決済 | Stripe | 決済データの照会 | Stripe公式MCP |
会計・決済 | PayPal | 決済データの照会 | PayPal公式MCP |
会計・決済 | Square | 決済・売上・在庫の照会 | Square公式MCP(ベータ) |
広告 | Google広告 | キャンペーン実績の取得 | Google公式MCP |
広告 | Meta広告 | 広告作成・レポート取得・カタログ取得 | Meta公式MCP |
広告 | TikTok広告 | 広告運用・レポート取得 | TikTok for Business公式MCP |
CMS・ブログ | microCMS | 記事の下書き投稿 | microCMS公式MCP |
CMS・ブログ | WordPress | サイトと記事の管理 | Automattic公式MCP |
アクセス解析・SEO | GA4 | レポート取得・分析 | Google公式MCP |
アクセス解析・SEO | Google Search Console | 検索順位・クエリの確認 | コミュニティ製MCP(Google公式発表は確認できず) |
アクセス解析・SEO | Ahrefs | キーワード・被リンク分析 | Ahrefs公式MCP |
アクセス解析・SEO | Semrush | SEO監査・競合分析 | Semrush公式MCP |
アクセス解析・SEO | Amplitude | サイト内の行動データ分析 | Amplitude公式MCP |
データベース・ファイル | Supabase | SQL実行・スキーマ管理 | Supabase公式MCP(Anthropic公式コネクタにも採用) |
データベース・ファイル | Googleドライブ | ファイル検索・アップロード | Google Workspace経由(claude.aiコネクタ) |
顧客管理・営業 | Salesforce | 商談・顧客レコードの確認と更新 | Salesforce公式MCP(ベータ) |
顧客管理・営業 | HubSpot | 顧客データの照会 | HubSpot公式MCP |
顧客管理・営業 | Sansan | 名刺・人脈データの検索 | Sansan公式MCP(トライアル提供) |
顧客管理・営業 | Intercom | 問い合わせ会話の検索・分析 | Intercom公式MCP |
SNS | X | 投稿・検索・分析 | X公式MCP(X Developer Platform) |
SNS | Buffer | 複数SNSへの下書き・予約投稿と分析 | Buffer公式MCP |
SNS | Hootsuite | 投稿・受信箱の管理・分析 | Hootsuite公式MCP |
Web会議・議事録 | Zoom | 会議の作成・録画の要約・議事録検索 | Zoom公式MCP |
Web会議・議事録 | Fireflies | 文字起こしの検索・要約 | Fireflies公式MCP |
ネットショップ | Shopify | 商品・注文・在庫の確認 | Shopify公式MCP |
グループウェア・社内データベース | kintone | アプリのレコード取得・追加・更新 | サイボウズ公式MCP |
グループウェア・社内データベース | Garoon | 予定登録・空き時間検索 | サイボウズ公式MCP |
グループウェア・社内データベース | Notion | ページ・データベースの検索・作成・更新 | Notion公式MCP |
グループウェア・社内データベース | Airtable | レコードの検索・作成・更新 | Airtable公式MCP |
デザイン・図解 | Figma | デザインをコードに変換 | Figma公式MCP |
デザイン・図解 | Canva | デザインの検索・作成・書き出し | Canva公式MCP |
デザイン・図解 | Adobe | Photoshopなど50以上のツール操作 | Adobe公式MCP |
デザイン・図解 | Miro | ボード作成・図の生成 | Miro公式MCP |
タスク・プロジェクト管理 | Asana | タスクの作成・管理 | Asana公式MCP |
タスク・プロジェクト管理 | Backlog | 課題・Wikiの管理 | ヌーラボ公式MCP |
タスク・プロジェクト管理 | monday.com | ボード作成・ステータス更新 | monday.com公式MCP |
開発 | GitHub | Issue・PRの操作 | GitHub公式MCP |
開発 | Sentry | エラーの監視・調査 | Sentry公式MCP |
※表の「提供元」欄は、公式にMCPサーバーが提供されているものと、コミュニティが作ったものを分けて書いています。Search Consoleのように弊社が実際に使っているものでも、Google自身の公式発表が確認できないものは、その旨を明記しました。
開発・調査系のMCP(エンジニア寄りだが、弊社も使っているものがある)
上の表はChatworkやfreeeのような業務サービスが中心ですが、「MCP一覧」で検索すると出てくる開発・調査系のツールのうち、公式で確認できるものをここに足しておきます。
Playwrightは、冒頭で挙げた弊社が実際に繋いでいる一覧にもあるので、この表にも入れました。
ツール | 何ができるか | 提供元 |
|---|---|---|
Playwright | ブラウザを自動操作し、画面を読み取れます | Microsoft公式MCP |
Filesystem | ファイルの読み書きができ、アクセス範囲を設定できます | MCP公式リファレンス実装 |
Git | リポジトリの読み取り・検索・操作ができます | MCP公式リファレンス実装 |
Memory | 知識グラフ型の記憶を持たせられます | MCP公式リファレンス実装 |
Sequential Thinking | 段階的に考える補助をします | MCP公式リファレンス実装 |
Context7 | 最新の公式ドキュメントとコード例をプロンプトに入れます | Upstash公式 |
Brave Search | Web検索ができます | Brave公式サーバー |
つなぎ方は共通(Claude Codeならターミナルのコマンド4つ)
どのツールをつなぐ場合も、Claude Codeではターミナルのコマンドを打つところが共通です。上の表にあるツールなら、やり方は同じです。
- つなぐ:
claude mcp addというコマンドで追加します。公式が示しているPlaywrightの例はこの1行です。claude mcp add playwright npx @playwright/mcp@latest - 確認:つないだあとは
claude mcp listでつないだ一覧を、claude mcp get <name>で1つずつの詳細を確認できます。 - セッション中:Claude Codeを使っているセッションの中で
/mcpと打つと、今つながっているかどうかを確認できます。 - 外すとき:不要になったツールは
claude mcp remove <name>で外せます。
記事のFAQにある「最初にターミナルで設定コマンドを1行打つ」というのは、この手順のことです。
繋ぐ前の注意
MCPは便利ですが、繋ぐ前に確認しておきたいことが2つあります。
①提供元の信頼性
MCPは”公式以外のもの”も多数あります。Anthropicの公式ドキュメントでも「接続する前に、そのサーバーを信頼できるか確認してください」と明記されています。特に外部からコンテンツを取ってくるタイプのものは、悪意のある指示文でAIが誤誘導される「プロンプトインジェクション」のリスクがあると注意喚起されています。
確かめ方は、各社の公式サイトかGitHubで確認しましょう。
②書き込み・削除・送信のような取り返しのつかない操作
弊社では、メッセージの送信のような操作は必ず下書きを人間が確認してから実行する運用にしています。読むだけの操作と、書き込む操作は、最初から線引きしておくのがおすすめです。
最初からすべてのツールをつなぐ必要はありません。
弊社がつないでいるものも、結局は日常的に触っているツールばかりです。
例えば、MCPは繋げばつなぐほどメモリがひっ迫します。
Claude Codeはウィンドウごとに、つないでいるMCPを1つずつ別プロセスで立ち上げるのですが、4つ開いていたとき、同じものが4つ重複して動いていました。その際、Chromeから「メモリ不足」と出ました。そこで、不要なものを外して必要なものだけ繋ぐことにした経緯があります。
なので、まずは自分が毎日開いているツールが、この一覧に入っているかどうか。そこを見てみるだけでも、任せられそうな作業の見当はつくんじゃないかなと思います。
MCPでどのツールを繋ぐべきか迷っている方は、お気軽にご相談ください。
弊社の実例をもとに、一緒に整理します。
FAQ
Q. MCPを使うのにプログラミングは必要ですか?
A. 基本的には不要です。最初にターミナルで設定コマンドを1行打つ場面はありますが、コードを書く必要はありません。
Q. 表にあるツールは全部無料で使えますか?
A. MCPサーバー自体は無料で公開されているものが多いです。ただしClaude Code側の有料プランや、接続先サービス自体の利用料は別途必要になります。
Q. 表で「弊社利用中」となっていないツール(Slack・Notion・Figmaなど)も安全に使えますか?
A. 公式にMCPが提供されているサービスであれば、仕組みとしては同様に使えます。ただし提供元の信頼性の確認だけは、どのツールでも省かないようにしてください。
Q. 一覧にないツールはMCPに対応していないということですか?
A. そうとは限りません。今回は非エンジニアの経営者に関わりが深いものを中心に、公式発表で確認できたものだけを掲載しています。ここにないサービスでも対応している可能性はあります。







