代表ブログ一覧に戻るテクノロジー

中小企業のAI導入率は20.4%~AIを使えている/使えていない会社は何が違うのか~

中小企業のAI導入率は20.4%~AIを使えている/使えていない会社は何が違うのか~
後藤 佑輔

この記事を書いた人

後藤 佑輔

IGS代表

大和証券・アクセンチュアを経て、2023年にIGSを設立。Claude Codeで自社業務の多くを自動化し、AI事業開発を行っている。

NEW後藤本人に会社の仕事を頼む後藤、貸します。サービスを見る

代表の後藤です。

20.4%

この数字は、中小企業で「AI導入している会社の割合」です。

中小企業基盤整備機構が2026年3月に公表した中小企業のAI等の利活用に係る実態調査(調査は2025年11〜12月)の数字で、だいたい5社に1社ということになります。

この数字はどのように読むべきなのか?

正直、しっかり読み込むまで私自身ピンとこなかったのですが、この調査の中身まで見ると、中小企業がどこでつまずいているかがはっきり出ていました。

「効果が出るかどうか」で迷っているのではなく、「もっと手前」で止まっていました。

AI導入企業は効果が出ている

まず、「AI導入を既にしている企業側」の数字を先に出します。

帝国データバンクが2026年5月に公表した生成AIに関する企業の動向調査では、

生成AIを活用している中小企業は32.4%でした。

そして活用している企業のうち86.7%が「効果が出ている」と答えています。

調査も時期も、AI全般か生成AIかという対象も違うので、20.4%と32.4%を単純に比べることはできません。むしろ、見たいのは後ろの86.7%のほうです。

AIを使い始めた会社のほとんどが、「手応えがある」と答えている、という事実です。

SNSなどいろいろな媒体ではよく耳にするようになったと思いますが、「AIを入れて効果が出るのか」という疑問自体、ほとんどなくなってきていると思います。

それでも、中小機構の調査では中小企業のAI導入率は20.4%です。効果は出るとわかっているのに、なぜ動いていない会社のほうが多いのか?

では、どこでAI導入が止まっているのか

では、どこで止まっているのか。

中小機構は回答した中小企業に、「判断するのに必要な情報が十分に入手できているか」を聞いています。そして、「十分とは言えない」と答えた会社の割合がこれです。

  • ”成功事例や活用事例の情報”が十分でない:83.3%
  • ”適切なベンダーや製品を選ぶための情報”が十分でない:79.8%

回答した会社の約10社に8社が、事例の情報が十分に手に入っていないと答えている計算です。

しかも、この83.3%の母数は回答した中小企業の全体です。

つまり、すでにAIを導入している会社も含まれています。AI導入後も「判断に必要な情報が足りない状態は続いている」、ということになります。

これは「AIが難しい」とか「社員が使いこなせない」、という使い方の話ではありません。

判断材料がないから決められない、という一点で止まっています。

一方、導入目的の1位は業務効率化で87.0%でした。

やりたいことは、ほぼ全員一致しています。

やりたいことは決まっている。ただし、何から手を付けるかが決まっていない。

中小企業のAI導入は、何に使うか決める段階と誰に頼むか決める段階で情報が足りず止まっている

このような状態です。

後藤、貸します。

会社の仕事を、後藤本人に頼めます

この数字をこう読んだ

事例の情報が十分に手に入っているとは言えない」と回答企業の83.3%が答えているということは、文字通り足りていないのは「事例そのもの」です。なので弊社は、自社がAIに何をどこまで任せているかを、そのまま本ブログで公開するようにしています。

そして、弊社が業務を仕分けるときに使っている軸は2つだけです。

  • 「これから毎回やる仕事かor今回一度きりの仕事か」
    一度きりなら、任せる仕組みを作るより自分でやったほうが早い
  • 「お金・サイトの本番公開・方向性の判断が絡むのか」
    この3つは人間(自分)で握り、それ以外の手を動かす部分をAIに渡す

この2つで仕分けると、効果が出るかどうかを事前に見積もらなくて済みます。

使えている会社とそうでない会社の差は、当然「能力や予算」ではなく「この判断軸を持っているか」だと思っています。

弊社がいま、AIに回している仕事

事例が足りないという調査結果だったので、弊社の現状を簡単にお伝えします。

現在、AI社員は24名体制としています。

  • 会社のブログ記事の下書き(本記事も、下書きはAI社員)
  • Instagramのカルーセル・リール動画の制作、XとThreadsの投稿文づくり
  • 新サービス検討時の、市場調査・競合調査のレポート
  • 商談前の提案書やスライドのたたき台の作成
  • Webサイトのアクセスと検索順位の分析結果報告
  • 自社の無料ツールの開発と、毎朝エラーがなく稼働しているかの確認

人は増やしていません。

支払いも、ClaudeのMaxプラン(月200ドル)1契約の中に24人が入っています。何をどこまで任せて、どこは自分で握るかは、9つの仕事に分けて書いた記事があります。

自社のどの業務から始めるか決めきれない方は、お気軽にご相談ください

弊社が実際に回している業務をそのまま材料にして、雑談レベルで一緒に考えます。

FAQ

Q. 最初の1つは、どんな仕事を選べばいいですか?

A. 間違っていても差し戻せば済む仕事が向いています。文章の下書き、議事録の要約、リサーチのまとめあたりです。弊社もブログ記事の下書きは毎回AI社員が書いていて、最後に人間が直しています。

Q. 費用はどれくらいかかりますか?

A. 弊社はAI社員24人分をClaudeのMaxプラン(月200ドル)1契約で回しています。ただ、始めるだけなら月20ドルのプランで足ります。人を増やしても契約が増えないところが、人件費との一番の違いです。

Q. 社内に詳しい人がいません。先にベンダーへ相談すべきですか?

A. 最初の1つは、外に頼まず自分で1週間動かしてみることを勧めています。何を頼むかが決まっていない状態では、見積もりを比べようがないからです。1つ動かしたあとのほうが、頼む相手も選べます。

Q. 非エンジニアでも始められますか?

A. 始められます。AIに渡しているのは自分の仕事を言葉で説明した文章で、人に仕事を教えるのとほとんど同じ感覚です。

関連記事

後藤 佑輔

この記事を書いた人

後藤 佑輔

IGS代表

大和証券・アクセンチュアを経て、2023年にIGSを設立。Claude Codeで自社業務の多くを自動化し、AI事業開発を行っている。

NEW

後藤、貸します。

IGS代表の後藤佑輔に、会社の仕事を頼めます。月10万円~。

依頼できる仕事・料金を見る

無料サイト診断

あなたの会社のサイト、何点?

URLを入れるだけで、SEO・AI検索対応など20項目を30秒で自動採点。IGS運営の無料ツール「サイト採点くん」が、いま直すべき点を教えてくれます。

無料でサイトを採点する
Claude Code 品質ガイドライン 表紙

Whitepaper

Claude Code 品質ガイドライン|14項目チェックリスト

「プロンプトの書き方」だけでは、AIは使いこなせない。公式準拠の14項目で自社のAI活用を点検できる、自己診断チェックリスト付き全19ページを無料でお届けします。

無料でダウンロードする